議員日誌179   市長選挙と市議会議員 H25 4.30

 市長選挙に市議会議員がどう関わるかは、議論すべきテーマです。法律では市民が直接選出するのであって、市議会議員の議決で市長を選出する訳ではありませんので、市民の意志を尊重するためには中立でいるべきという考えもあるでしょう。逆に、市議会議員は自らの政治的主張と軌を一にする候補を首長に選択すべきであるから積極的に選挙に関わるべきとする考えもあります。私は、熟慮した結果、後者を選択しました。これはとても重い決断です。

 市長選挙に関わり、結果、支援した候補者が市長となれば、その政策を実現すべく活動しなければなりません。重要政策で自らの主張と一致しない案件や、否決される恐れのある案件に対しては十分な議論を経なければなりません。基本的に議案となったものに反対することはあり得ません。市長と与党的議員は共同責任です。それだけに、候補者の選挙公約に議員として注目していました。

 須藤氏の公約作りの一員として協力してきた経緯から、内容は熟知しています。スピカビルの活用に関しては、市の優良財産として有効利用と言う表現であり、本庁舎の移転への言及はありません。しかし、新聞報道や市長就任挨拶に、スピカビルは本庁舎として使う方向という文字が現れています。これは、新政会や共産党会派、公明党会派その他一部の議員が誘導したものと推測されます。須藤市長の基本政策は、もっと現実的で、とりあえず現市庁舎を耐震改修し本庁舎の議論をじっくりやるということです。市民アンケートを尊重しています。

 私は、冒頭申し上げた通り、主張の軌を一にする須藤氏を支援してきましたので与党的立場であると自負しております。須藤新市長の政策を進めるためにも、主張を同じくする同志議員の結集が必要です。新市長の政策を同志議員の議論なく誘導することは、民意から逸脱する危険があります。

 

コメントは受け付けていません。