数日前からテレビでウナギの特集を組んでいました。ご覧になった方も多いでしょう。ウナギの稚魚が激減しており高騰しているとのこと。日本ウナギが絶滅危惧種であるということは憂慮すべき問題ですが、うな重の高騰は、ガソリンの高騰と違い、国民経済への打撃に関しては杞憂です。知恵を働かせば代用品は見つけられますし、あらたな食材開発によって新産業が生まれるかもしれません。牛肉やナマズ、その他の魚肉、様々な代用食材があります。私が数年前、妻が入院中に家族の食事を作った(創った)とき、なすを薄切りにしドンたれをつけてフライパンで焼いたことがあります。同じことをテレビで見て優越感に浸りました。ウナギ高騰は、悪いことばかりではありません。
今年の丑の日は、創意に満ちた新素材を食べてみるつもりでしたが、夕方、母が近くの専門店へうな重の出前5人前注文したという電話が。恐る恐る価格を聞いたらまぎれもなく真素材うな重。年老いると新素材に挑戦する勇気がないようです。