議員日誌215   ソーラー発電と電力会社   H25 8.25

 現在、普及しているソーラー発電の能力は、1000㎡(0.1ha)で50kwです。原子力発電所1基の平均的出力は120万kwということですから、この数字だけを単純に使えば、120万÷50×0.1=2400haとなり、原発1基とソーラーパネル2400haがつりあいます。パネルは1ha分で1億円と言われていますから、2400億円でソーラー発電所が出来る計算です。これは現実的といえるでしょうか。

 まず面積ですが、筑西市の面積は、20,000ha、その1割以上の大きさですので想像を絶します。しかし、これを分散するとすればどうでしょう。茨城県全域に100か所に分ければ、1か所24haです。中規模の工業団地程度の広さです。つまり、ソーラー発電は、原発の代替発電として面積的には可能性がありそうです。建設費は驚くことに同程度です。確かに安定性、実用性では原発に遠く及びません。しかし、技術革新により、高性能蓄電池が開発されれば安定性は向上します。問題は、電力会社が技術革新に真剣に取り組んでいる姿が見えないこと、現時点の固定価格買い取り制度では、ソーラー発電を基幹発電に育てるという政府の意志が見えないことです。 

 それでも、夢は広がります。ソーラー発電は可能性を秘めています。地方において未利用地の活用、そこから得られる収益は地域の経済に寄与するはずです。

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