地元経済団体の同友クラブの9月例会として、日野自動車古河工場を見学してきました。此度の目的は、筑西幹線道路の本来の目的とこの工業団地の現状を見て、筑西市の行政が抱くべき問題点を経済人の立場から考えようというものです。
日野自動車古河工場は66ヘクタールに及ぶ広大な敷地を計画していますが、これは、名崎工業団地の全てを日野自動車が使用することを意味します。昨年(H24年5月)に生産開始、現在は、全計画の2割程度の稼働であり、協力会社の人員を含め約300人が働いています。工場からの出荷は1日大型トレーラー19便が出ています。当工場は海外生産拠点向けの部品の出荷工場で、現在は、横浜港を利用しているとのこと。全面稼働し、出荷量が増えれば距離的に近い茨城港を利用する計画ということです。
筑西幹線道路は、この工業団地と国道4号バイパスをつなぐ区間が4車線道路として供用開始されていました。しかし、わが筑西市に向けての区間は部分的にしか着工されていません。筑西桜川インターまでの全ルート供用はまだまだ先のようです。日野自動車が全面稼働する2016年(H28年)には到底間に合いません。そのとき日野自動車は、4号バイパスから上三川インター経由で茨城港に向かうでしょう。茨城の県西地区(結城、筑西、桜川)はパッシングされてしまいます。
この続きは稿を改めます。筑西幹線道の進捗の影響を考えます。