議員日誌239     ソーラー住宅   H25 11.30

 先日、商工まつりに参加しまして、あるハウスメーカーの展示に目が止まりました。次世代ソーラー住宅です。ハウスメーカーによれば、新型の住宅用ソーラーシステムは、これまで弱点であった、夜間、雨天時の電力不足を解消するため、蓄電設備の開発が進んだということです。電力コントローラーが高性能となり、日中、発電しながら、家庭使用分を賄い、余剰分を蓄電し、さらに余剰がでれば売電に回すということです。そして、夜間になれば、蓄電池に蓄えられた電力で家庭消費を賄います。発電能力と蓄電能力が十分あれば、電力会社から電気を買わずに済む可能性が示されています。夢の電力住宅です。

 とはいえ、売り出されているシステムは一基200万円(パネルは別)と高額です。これでは簡単に普及しないでしょう。普及を図るには、公的補助金がやはり必要です。現在は、我が筑西市でも採用されていますが、ソラーパネル発電設備に1件当たりおよそ12万円程度の補助金を出しています。既存のソーラー設備にたいしても少なすぎるきらいがありましたが、新型の蓄電機能を持つ設備はさらに200万円かかるわけで、補助金は1ケタ足りないのが実情です。

 ここで、補助金の財源が必要になるはずです。いかにねん出するか知恵を出さねばなりません。ここで、メガソーラーが出番となります。自然エネルギー政策のための補助金を、自然エネルギー事業でねん出することはある意味理にかなっています。広大な未利用地を活用するという観点から、ソーラー事業者に賃貸することも含めて、補助金の財源を確保してほしいものです。 斬新な取り組みで、電気の地産地消の里、筑西を売り込めないか、夢を膨らませた1日でした。

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