議員日誌259      橋本知事の新中核病院考  H26 2.10

 同友クラブ・下館JC・下館YEG3団体が知事を招いて懇談会を催すことが恒例ですが、その席で最も注目を集めたのが新中核病院に対する知事の考えでした。当懇談会には、須藤筑西市長、大塚桜川市長も同席しています。知事の談話の前に須藤市長の挨拶があり、そこで市長は筑西、桜川両市長の努力不足による病院問題の現状を自嘲気味に述べていましたが、後を受けた橋本知事は、桜川議会の決議を真っ向から非難し今後の行方を案じる発言をしていました。両市長はじめ会場のほぼ全員が落胆したと思います。

 知事の発言の主旨は、県西総合病院を残すという桜川市議会の全会をあげての主張は市議会議員選挙を意識した結果であり、真に市民のためを思うなら残さずに、新中核病院1つに集約すべきであり、それが実現しなければ、新中核病院計画は成功しないというものです。もし知事がこの地域の医療再生を本当に望むのであれば、それを発言する前に強いリーダーシップを発揮すべきだったように思います。全会一致の決議は大変重く覆すことは不可能です。

 両市長の胸中はいかばかりであったでしょうか。この地域の高度救急医療が失われており両市民が新中核病院の建設を望んでいるという事実がある限り、旗を降ろすことは許されません。理想と違う現実案も民主主義の結果であれば受け入れざるを得ません。知事が考える形と違っても新中核病院建設にまい進してほしいものです。

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