先日、同友クラブ主催の知事との懇談会において、知事に900名の署名のある要望書―新中核病院の建設を求める―を手渡しましたが、すでに259号で報じたとおり、知事は否定的でした。そこで今後の新中核病院要望に向けた同友クラブの活動のお知らせに須藤市長を訪ねました。
桜川市の要求を認めれば、国からの交付金は減額されて13億円となり、県西総合病院を建て替えなければならず50億円程度はさらに必要、そこへ新中核病院75億円が必要なのだから財政的に破たんすることになります。県西総合病院を切り離してことが進められるのか、そのためには事務組合の解消も必要か、それを言い出して、桜川市議会が反発しないか、反発すれば両市の合意ではなくなるので13億円も失うことになります。結局は、単独での建設に行きつきます。市長の言葉から苦悩が読み取れます。
一般市民としては、県が主導して、桜川市も納得する枠組みを提示し、財政的にも支援してほしいと考えるのは当然のように思います。市長の考えも同じらしく、今後同友クラブが中心となり、万単位の署名を集めて、市民・県民から県への要望書を提出することを期待するとのことでした。