母の葬儀の後、なかなか時間が取れず、遺品整理が思うように進みません。生前母は、1軒家を一人で占有していましたので、大変な量の遺品があります。3か月前、息子夫婦が母との同居を言い出しましたが、結局実現しない間に母は他界してしまいました。それでも息子夫婦はこの家に入居することを希望しましたので、本日は一緒に遺品整理を始めました。
母がこれまで使用していた家庭用品は、若い夫婦にはとても利用できませんのでほとんど廃棄することになりました。衣類や装飾品はできれば姉妹に形見分けしようと思います。古そうなものは処分します。どうしても手こずるのは古い写真、母が大切にとっていた手紙、われわれ(母から見て子供)を育てた歴史が刻まれた様々なもの、学校時代の日記帳、卒業証書、絵、通知表、作文。 なぜこんなものを大切にしまっていたのかと思うものも出てきます。処分してよいのか本人に聞きたい衝動に駆られます。涙が止まらなくなりました。このペースでは恐ろしく時間がかかります。
孫たちは母が占有していたこの家が気に入ったようです。部屋は6つありますが和室なのでふすまを開ければ広く使え、中廊下と縁側がつながっていますので、遊びまわるのに好都合のようです。まるで運動会。騒ぎに心が救われます。 本日の夕飯は、遺品で散らかった母の家で、息子夫婦、孫たちと一緒にコンビニ弁当を食べることにしました。