旧来の国道50号を東西に自動車で走り抜けますと、西は新明区画整理地帯で新市街地が広がっており、中央は旧中心市街、そして東は古い街並みが残っていました。ところが近年、市辺・横島地区が変わりつつあります。アミュウズメント業、介護施設、パチンコ店、そして最近大型スーパー,ホームセンターが進出しました。土地利用上、大変有利な準工業地域という用途地域であることが幸いしています。市街地の東西でバランスが取れつつあるように感じます。
さらに東方へ行きますと協和地区沿線では、あらたな開発事業が見受けられます。旧卸団地内の敷地に民間事業者が進出してくるようです。このエリアは昨年まで市街化調整区域であり、あらたな事業者が進出できない地域でした。それを地元の要請で地区計画を導入し、規制を緩和したのです。先の市辺・横島地区、そして旧卸団地周辺は活気が出てきています。様相が一変しています。
ここに2つのことが示されています。一つは、民間事業者はチャンスと見れば果敢に進出してくるということ、もう一つは地域発展には土地利用に関する法令がカギであることです。地域発展のために行政ができること、やるべきことの重要施策として、民間業者が進出できるような土地利用に関する法整備をすることがあげられます。大予算を掛けて市街地開発をすることだけではないと思います。