6月議会でスピカビルへの移転議案が上程
駅前振興・スピカビル有効活用のために本庁舎を移転する提案です。しかし、今後30年間の市役所本庁舎の位置の真正面からの議論、まだ寿命のある現本庁舎を廃棄することの是非の議論は尽くされていません。
私は凍結すべきだと考えます。
代替案を準備すべき
スピカビルは早急に1階フロアーを民間に賃貸すること、駅前の顔にふさわしい集客性のある明るいテナントを探すことです。その道のプロフェッショナルもいますので難しいことではないはずです。地下と2階フロアーに関しては業務系でも事務系でも医療系でもよく、相応の付帯工事が必要ですので時間をかけてやるべきです。
本庁舎は現時点では移転も建て替えも必要ありません。補強工事で十分です。しかしいずれ寿命が来ますから、それに備えて準備しなければなりません。場所の選定、適正規模、公益性、多様性、資金繰り、様々な角度からの議論を重ねることです。資金面では合併特例債という有利な借金の期限が今後10年ですので、これに合わせることが理想です。
移転するなら、跡地利用も提示すべき
もし移転を選択するなら、跡地利用も合わせて議論し、方向性を明示すべきです。財政を圧迫しかねないハコモノはきちんと議論しておく必要があります。「当面は空き地とし、先の議論にゆだねる」ということは無責任です。
4市町が合併した新市筑西のあるべき姿、今後50年の展望、近隣市町村の雄都にふさわしい都市構想を描きながら議論を進めることが肝要です。