議員日誌288    農地の集積      H26  5.20

 先日、近所の農家の方と久々にお酒を飲む機会がありました。専業農家で市内有数の大規模経営をしているSさんも参加して頂きました。Sさんには私の議会活動に強力な応援を頂いております。一般農家はほぼ田植えが終わった時節ですが、Sさんのような大規模農家は真っ最中であり、まだまだ忙しい毎日のようでした。

  様々な苦労話がありましたが、今後農業を維持するうえで、政治に対し早急に改善してほしいことは、耕作地の集積ということでした。Sさんは、市内で農地集積を図り生産効率を進めている農家として新聞にも載った人です。その人の言葉は重みがあります。田に関しては、様々な政策が施されています。圃場整備、農地銀行、その成果はここでは触れませんが、彼が一番問題にしていることは、畑です。

 筑西市において畑の圃場整備は遅れています。ごく一部しか行われていません。どの地域でも、農家1戸の耕作地(畑)は散在しており、1,2反の畑も相当数に上ります。高齢や離農で他の農家に畑を貸す事例が増えていますが、引き受ける農家の悩みがこの1,2反の畑です。5反や1町といった圃場であれば、ある程度効率がよくなり生産性が上がりますが、どうしてもセットで小さな圃場も任されるので、全体として効率が今一つ上がらないということです。今後ますます、貸圃場が増えれば、効率の悪い圃場は切り捨てるしかなくなる、そうなれば、耕作放棄地が激増するだろうということです。 Sさんは、上機嫌ではありましたが、この話をするときは真剣でした。この解決法を彼なりに提案してくれたのですが続きは次稿にします。

参考   1反  ・・・ 約 0.1ヘクタール  圃場としては狭小で効率が悪い

      1町  ・・・ 約 1ヘクタール   圃場としては広く効率が良い。

 

 

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