新聞報道によれば、大飯原発の差止め訴訟において、関西電力に対し差止めを命じる判決が出たようです。原発を推進した国や電力会社には衝撃だったでしょう。私は、国策に対する重要判決は、裁判所は常に政府よりと感じていましたので驚くとともに、脱原発の夜明けを感じました。 もちろん、今後は上級審がありますので予断は許されませんが、原発推進者にとっては相当な逆風であり、日本での原発稼働は、相当期間延期となるでしょう。その間、原発の代替発電が必要となり、これまでのように、化石燃料を燃やす方法ばかりでは、コスト、環境の面で悪影響が顕著になってくるでしょう。安くて、安定していて、クリーンなエネルギーが求められます。今ほどこの分野で技術革新が求められるときはありません。ベンチャーや新技術に挑戦する企業にとって大きなチャンス到来です。
筑西市では、太陽光発電事業が徐々に増えています。ビジネスチャンスと見込んだ資本家が進出を計画しています。しかし、大きな可能性を持ちながら、思ったほど増えていません。筑西市では、全土地に占める農地の割合が高く、そして、その農地に対する転用規制が発電事業を拒んでいるからです。農地での太陽光発電事業が適法に進められるよう、見直しのきっかけにしてほしいものです。