議員日誌302    市民病院改革ー桑名市     H26 7.8

 

 7月8日、総務企画委員会では市民病院改革に関する視察を行うため、桑名市に行ってまいりました。桑名市の地域医療状況は筑西市とよく似ており、3次医療は医療圏外ではあるがそれほど遠くない位置に複数あり、2次医療―特に急性期医療に弱点がありました。それを経営不振の市民病院と2つの民間病院が担う形でした。

  この状況で、新中核病院を計画するところは筑西市と同じですが、筑西市が市民病院を公立のまま維持しながら新中核病院建設を進めているのに対し、桑名 市では3既存病院の組織変更・統合を先行したところが大きく違います。現在、1公立病院と2民間病院が統合し、地方独立行政法人として生まれ変わっています。新たに建設する新中核病院はこの法人が主体となり、スタッフはそのまま移行する予定ということです。

 この方式のメリットは、経営不振の市民病院改革が先行して行われるため、それまでの一般会計予算からの繰り出し金が建設基金や他の予算に回せること、新中核病院へのスタッフの移動がスムーズであることが挙げられます。筑西市では市民病院の経営不振は深刻です。新中核病院建設まで4年以上かかりますがこの間30億円以上もの一般会計からの繰り出し金が必要となります。桑名市方式を参考にすべきです。

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