議員日誌321      印鑑カードと本人確認      H26 9.26

 

 印鑑証明書の交付申請には印鑑カードが必要ですが、うっかり忘れてしまう人がたまにあるようです。また、普段使うことがなく、しまい無くしをする人もいます。そのため市役所の窓口で、何とか運転免許証その他で本人確認をして、印鑑証明書の交付を求める人がいるようですが、職員は、条例で印鑑カードを添えて申請する決まりを盾に、応じません。一方で、印鑑カードを持っていれば、委任状なしで他人の印鑑証明書の交付申請が可能です。申請書に住所生年月日を記載すればよいのです。これも条例で決まっているので問題ありませんということです。  

 前者のケースは、何故印鑑カードが必要となっているかの合理的な説明がなされない場合、条例を盾にしても市民は納得しないでしょう。私は、窓口手続きが煩雑にならないための決まりのように思います。他人に印鑑証明書を渡さないためであれば、本人確認がしっかりできれば問題ないと思います。そして後者の場合、家族や親であれば本人の意思に関係なく印鑑証明書が取得できます。実印も持ち出せる立場です。やはり、本人の意思確認のための委任状が必要だと思います。  これらは条例による手続きですので、簡単には改めることはできません。しかし、昔から要望が多いことも事実ですので、条例変更の方向性を出してほしいものです。

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