明政会では、昨日「コンパクトシティ構想」を勉強するため、北上市役所にて行政視察を行いました。北上市は岩手県内陸部に位置し、東北自動車道・新幹線と秋田自動車道・北上線が接続する交通の要衝、流通の重要拠点の地位にあります。そのため現在180社以上の企業を誘致し、東北有数の流通・工業集積地に成長しました。
北上市が推進するコンパクトシティとはアジサイ都市構想と呼ばれ、一極集中を目指すのではなく、市を構成する16地区の地域核への集中と都市全体としての核への集中を目指すものです。16の地域核がそれぞれ独自に花開くということでアジサイの花にたとえたようです。
地方都市の多くは、高度成長期のような拡大路線を取ることはできず、我が筑西市も同じで、コンパクトシティという発想は取り入れざるを得ないところです。しかし、成熟度を重視するばかりでなく市の勢い、合併後の一体性の醸成という観点から新しい市街地構想も必要です。北上市都市計画マスタープランは多くのことを教えてくれます。