昨日の安全保障関連法案の委員会採決はすごいものでした。集団的自衛権の違憲騒動から政府は世論でたたかれどうしでしたが、挫けることなく採決してしまいました。あっぱれとみるか傲慢とみるか意見が分かれます。
政府案を完全に支持するものではありませんが、「戦争法案」「9条破壊法案」などと叫んだりプラカードをかざしたり、異様な市民の盛り上がりを国民運動のように報道することには違和感を覚えます。此度の報道は、感情的であり非論理的に法案反対運動を煽った感が否めません。
日誌287・405でも述べましたが、もともと憲法9条の2項は論争がありました。「戦力は保持しない」と書かれていますが自衛隊は保持しています。自衛隊は戦力ではないなどの低次元な論争はとっくに済ませています。自衛隊が戦力であっても9条1項がしっかり守られていれば合憲、平和主義は守られます。集団的自衛権を認めても同じです。我々国民は、憲法9条1項を堅守すればよいのです。
しかし、此度の政府案の12法案は理解できません。先の秘密保護法もしかりです。乱用されないよう、国民の監視が必要です。