先日の一般質問の中で、ある部署の仕事ぶりを糾弾するものがありました。某議員は、正義漢よろしく部署の不作為を質し、答弁の部長さんは想定以上の追及に防戦一方。満足した某議員さんは、まじめにやっている人から見て不作為の部署があると、ばかばかしくなると強調したかったのでしょう。「母屋でおかゆをすすっているのに、離れですきやきを食ってる」と発言。
このフレーズは、13年程まえ、時の財務相、塩川正十郎氏が発した言葉です。氏は、本予算で厳しく削減要求をしているのに、特別会計で放漫予算を組んでいることを皮肉ったものです。当時は的を射た比喩にマスコミも喜んで電波に流れましたが、某議員の比喩は、議場においてあまり好評ではありませんでした。一部の古参議員から非難の声が上がりました。政治家トークの引用はなかなか難しいようです。