先の定例会(9月)において、いくつかの請願が提出されました。折しもTPP交渉が大詰めを迎えつつある時期です。2つの農業団体から「国会決議を遵守せよ」という内容のものが出されました。国会決議というのは聖域と言われる重要5品目であり、これについて妥協はしないというものです。2つの団体は、独自の情報から国はTPP合意を優先し聖域(特に米)でも譲歩する可能性があると危惧していたのです。
地方としての経済は国の経済と相反する場合があります。農業従事者が多く、県下で一位の米産出量を誇る我が筑西市において米作農業を守ることは是が非でもお願いしたいところ。しかし国政は国全体の経済として米作農業死守よりTPP合意を優先したいだろうと多くの市議会議員は理解しています。この時議員の中で態度が分かれます。一部の議員は、国政のために地方の要望を遠慮する必要はない、堂々と地方の利益を優先すべきと考えます。他方では、国政を尊重し、米作農業死守を言うべきでないと考えます。続きは稿を改めます。