11月11日のMRJの初飛行、そして昨日のH2Aの初の商業衛星打ち上げが成功しました。数ある成功ニュースのなかで、特筆したい思いです。ニュースの詳細は報道機関に任せますが、とにかくうれしいニュースです。
旅客機産業に関しては、何故日本が後れを取っているのか、とても残念でした。YS11で貴重な経験を積んだ後、いつ次の段階に進むのかずっと待っていました。ほとんど報道されませんが、YS11の後、昭和60年「飛鳥」という国産ジェット機(試験機)が飛行に成功しているんです。日本ではつくば万博が開催されたころです。しかし、日の目を見ずにお蔵入り、現在は「かかみがはら航空宇宙科学博物館」に展示されています。何故「飛鳥」の報道が少ないのでしょう。この名称も確か全国から公募したはずです。とにかく国産ジェット機は30年ぶり、待ちに待ったMRJ・・少しはしゃぎ過ぎですネ。
もう一つのH2A、これ「エイチ、ニ、エー」と発音するようで、いまいちですが、日本の悲願であった、国産技術による宇宙市場への参入が果たせました。欧州、ロシア、アメリカがほぼ独占してきた市場ですが、遅ればせながら日本が参加します。科学技術立国日本が、21世紀を勝ち抜くために、是非とも果たさねばならなかった事業です。次世代ロケットH3(なんと発音するのでしょうか)にエールを送ります。