暖かい正月３が日となりました。昨年１２月から暖冬傾向と感じていましたが、気象庁のデータでは暖冬異変といえるほどです。エルニーニョが原因とも言われますが、先のＣＯＰ21（国連気候変動枠組条約締約国会議第２１回会議）の報道ではやはりＣＯ2の排出による温暖化が根底にあることは間違いありません。しかし原因が分かっても暖冬はどうにもなりません。田園の中に居宅を構える私は、農作物に悪い影響はないのか、主力作物の凶作の恐れはないのだろうか、などと考えてしまいます。
ただ、身の回りの話をいたしますと、意外と暖冬は好評です。ある農家の友人は西風が少なくて作業が楽と言います。宅配便の方もガタガタ震えることもないので助かるようです。何より、寒がりの私の妻が、元旦の初詣にしっかりとついてきました。大宝神社で孫たちと記念写真に納まっています。しかし帰りの車の中、相変わらずエアコン暖房をつける妻の横で、上着を脱ぎシャツ１枚になりながら暖冬異変に苦慮し、半年後の猛暑・酷暑を想像すると目まいがしてきます。
