私たちの会派明政会6人は、磐田市の公共交通を行政視察してまいりました。磐田市は、人口17万人、面積163平方㎞(筑西市205平方㎞)。これまでの公共巡回バスに代わってデマンドタクシーを運行しているわけですが、サービス内容は筑西市とそれほど変わらないのに、その年間予算が約1000万円で筑西市の5600万円と比べると圧倒的に少ないことに驚きました。
調べてみますと、業務委託先の運行事業者がタクシー会社1社であり、そのタクシー会社のシステムをそのまま利用することで初期投資が格段に安いこと、更に新たな人件費等のランニングコストが発生しないことが分かりました。目から鱗の心境です。他市を見なければわが市のデマンド方式の弱点は分かりません。今の方式しかないと思い込みがありました。
しかし、直ぐに磐田市の方式を取り入れることはむずかしいでしょう。委託先の業者は新たな人員を採用し専用車もリースしています。ここをどう改善するか、答えはなかなか見つかりません。しかし、サービスのアップに努力し市民の支持があがればこの方式にも納得が得られます。