市長の公式発言、「来年度の財政は、税収の増加が見込めない中、公共施設や橋梁などの社会インフラの長寿命化、高齢者対策など社会保障費が増大することが予想される。」これは昨年12月定例会と今定例会の招集挨拶の言葉です。そこで、市長に社会インフラと社会保障費の増大をどの程度見込んでいるのか問うたのですが答弁には数字はありませんでした。また、「厳しい財政事情のなかではスクラップアンドビルド、選択と集中で臨む所存」という言葉がありました。これは行政改革の本旨そのものであり当然ですので、縮小または廃止すべき事業施策を問いましたが具体的にはありませんでした。
一方で、歳入予算において、市民税は3億8千万円の増収を見込んでいます。過去3年、市民税は予算ベースでも決算でも減少しています。税収増加を図ることは何より重要なので、どのような施策を計画したのか質問しましたが、特に税収アップを前面に出したものはないようです。27年度中の有力民間企業の好業績を反映した予算のようでした。恒常的な税収増につながるような政策に裏打ちされた予算にすべきだろうと思います。
続きは稿を改めます。