議員日誌511      筑西市の農地保全 ②        H28 5.15

 水田の平均年収入が1反(0.1ha)当たり36,500円、畑のそれは12,000円、前号で明らかにしました。筑西市の専業農家においては多数が米麦中心の農家です。例えば田15ha、畑5haの農家の場合、36,500×150=5,475,000円 と 12,000×50=600,000円の合計で6,075,000円。この程度が専業で家族経営している今どきの農家の平均でしょう。

  水田収入は当然ほとんどが米の売り上げであり、需要の漸減、TPPによる輸入圧力のダブルパンチで下落することが避けられません。60キロ当たり1000円下落すると1反当たり8000円(先の農家の例では1,200,000円減収)。意見によっては5000円下落(年収6,000,000円減収)もあり得るそうで、筑西市の水田は壊滅します。

  また、畑の場合、作物の売り上げより交付金の方が大きく、交付金の減額が死活問題となります。1反当たり2作で6万程度の交付金が仮に1万円減額されると先の農家の例では500,000円の減収。畑は壊滅します。

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