議員日誌521    TPPと請願    H28 6.22

 此度の定例会には国政に対する請願が2つ出されています。一つは先日の安保法制関連、もう一つが「TPPを批准しないことを求める請願」です。TPPに関しては、各議員は既に多様な意見に触れており、それなりの見識を持っています。もちろん十分な情報、十分な解説があってのものではありませんから当然不十分な見識でしかありません。これからも不十分でしかないでしょう。

   それを踏まえて地方議会としての意見はどうすべきかということですが、私としては、「TPP反対」と結論付けています。地方から見て大切なことは地方の環境(自然、経済を含めた)、そして筑西市では米作が重要。これは金額ではなく市域に占める水田の面積、20000ヘクタール中8000ヘクタールに及びます。水田の保全に関する施策がほとんど議論されていない中、米価が漸減すること間違いないTPPは反対です。さらに、1市民としては、ISD条項が不気味です。国益より企業の利益を優先しかねない制度。世界に冠たる食の安全も、国民皆保険も危ぶまれます。国会議員にはこれを質していただきたい。

  この段階で、請願が提出されました。経済土木委員会担当です。委員から継続審議を求める案が出され、結局、請願は採択されず継続審議となりました。地方から声を出す機会であったのに残念です。政党政治の弊害を感じました。

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