先日も書きましたが、報道によれば某市の市議会議員9人が、政務活動費の不正使用で辞職したようです。県議2人も、でしょうか。同じ地方議員として残念でなりません。筑西市の場合、一人当たり年間で24万円まで認められます。使途は事務局が厳格にチェックしますので、不正使用など考えられません。議員活動をしなければ請求もないわけで、政務活動費の返還は、あまり名誉なことではありません。
一般的に議員は行政視察が義務付けされています。日帰り数回、1泊2日を1回程度こなしますが交通費宿泊費で概ね12万円使います。さらに私は、私なりの議会報告を作成して市民に配り、時間がある限り市民と対話しています。印刷と郵便代で1定例会あたり6万円はかかります。年間で4回ありますので24万円かかりますが行政視察を優先しますので12万円までしか使用できません。超過分は当然自費で賄います。
しかし、このように不正利用が報道されますと、市民からは厳しい目で見られるでしょう。政務活動費を使わないほうが褒められる雰囲気が出来上がるおそれがあります。何ら活動しないことが不名誉ではなく名誉となる理屈です。