議員日誌558   なぜ急ぐTPP   H28.11.6

 筑西市議会9月定例会において、「TPP協定を国会で批准しないこと求める請願」が審議され、結果としては採択せずとなりました。しかし、全国的にみて国民の意見は拮抗しています。地方議会では同様の請願が採択されたところもあります。このような状況のなか、国会において意表を突くように特別委員会で採決が行われました。
 与野党の議席数から結果は見えていますが、与党として、もっと堂々と議論を尽くし、国民の心配を受け止めきちんと説明すべきだろうと思います。まさに数を頼みにやり放題という情勢です。これでいいのなら、もはや政府のチェック機関など無きに等しくなります。国会は機能しません。
 それにしても今の与党には内閣・首相に対し、対峙する気構えはないのでしょうか。首相が強すぎるというより国会の意思がなさすぎるのではないでしょうか。国権の最高機関が国民世論に耳を貸さず、首相の下請け機関に成り下がっているようです。

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