議員日誌563   ふるさと納税の是非     H28 11.27

 

 ふるさと納税につきましては、私はこれまで賛成してきましたし、わが筑西市の担当部署にもエールを送ってまいりました。地方創生は、行ってみれば地方間の競争であり知恵を出すことで、地方全体のレベルが上がるものと考えています。地方の努力を促すことです。

  ところが、尊敬する片山義博教授が新聞の論説で、ふるさと納税は詐欺まがいでありすぐに廃止すべきであるという論説を出しておられました。少し驚きです。本来の主旨は、地方出身者で都市部で生活する人が、税収の少ないふるさと自治体に寄付することを奨励することですが、実際には返礼品が魅力的な自治体に寄付が集中し、返礼品競争の様相を呈している。また、寄付は、居住地自治体の税収を犠牲にしているという事実がある。居住地自治体の税収を減らし、返礼品目当てに寄付という詐欺まがいの行為が許されるのかということらしい。

 まさにその通りかもしれませんが、それでも私はふるさと納税を肯定したい。担当職員にエールを送りたい。自治体の努力によって寄付が集まり、返礼品という消費行動がいくばくかの地方のブランド産品の販路拡大に繋がるのなら、多少のマイナスには目をつぶりたい。

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