議員日誌623   ブランド化推進協議会 ①    H29 7.12

 正式名称は、筑西市農産物ブランド化推進協議会と言いますが、筑西市の豊かな農産物になにか物足りないもの、それはブランド力なのではないのか、というところから始まった協議会と考えてよいと思います。筑西ブランドの創造ということですが、私はシティプロモーションの一つと考えています。

 現状は、ナシ、こだまスイカ、イチゴの3品目に特化して議論しています。  筑西市の3品に関する売上高は、ナシ17億円、こだまスイカ11億円、イチゴ7億円であり、ナシとこだまスイカに関しては茨城県下市町村別で1位です。相当数の生産量があるということです。このような品目のブランド化が実現すれば付加価値が付き価格上昇、生産者の利益、ひいては筑西市の利益に寄与すると考えられます。それで結構なのですが、この協議会が目指すブランド化の目的は、農業所得を上げることが目的なのかという議論がありました。

 農業所得を上げるため、現生産物のブランド化を図るというのであれば、当然生産部門(農家やJA)の仕事であろうと思います。既存の流通の仕組みに立ってブランド力を上げ、有利な取引価格を獲得しようということは戦略として正論です。しかし、我々市の協議会が行うブランド化事業というのは、結果的に農産物生産者の儲けに繋がることは当然として、それにとどまるものではないだろうと思います。                        次稿へ

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