「8月は6日(むいか)9日(ここのか)15日(じゅうごにち)」という川柳(俳句とも)をご存知の方はなかなかの世間通です。テレビ番組ではこの時期戦争に関連する番組ばかりとなります。6日は広島原爆投下日、9日は長崎原爆投下日、15日は終戦の日(天皇みずからが太平洋戦争の終結を国民に告げるために,円盤録音によって行った終戦詔書のラジオ放送の日,いわゆる玉音放送の日)
以前から、そう、私が大人になり、マスコミでは15日を特別の日であることを取り上げていることを認識するようになってから、何故、日本人は、15日を平和記念日あるいは終戦記念日にしないのだろうかと疑問に思っていました。
私の父は、大正6年生まれ、24歳の時兵役に招集され満州で従軍、そして敗戦、シベリヤ抑留を経て昭和23年帰国、その後結婚し私たちを育て昭和56年に他界。その戦争の生き証人である父は8.15を私たち子どもには戦争に関連した内容では触れることはありませんでした。 次稿へ