議員日誌674    市水道事業    H30 1.20

 筑西市の水道事業の概要は、1日平均で21,000㎥の飲用水を市民に供給していますが、この水量を9か所の浄水場(正確には21本の深井戸による揚水と県からの供給)で配水しています。給水戸数は約30000戸。配水管は960キロメートルに及びその内30キロメートルは石綿管です。

  筑西市の水道事業(公営企業会計)はこれまでは健全経営であり、特に一般会計からの繰り入れをせずに運営しています。普及率、市民の満足度、料金を他市と比べても遜色ありません。しかし、今後予想される課題がいくつか挙げられます。

 まず、水源の確保です。現在、全供給量の約70%を地下水(自己水源)で賄っています。過去に設備した揚水機を使用しますので、原価はほぼゼロ。しかし今後は地下水採取の割合を減らさざるを得なくなる可能性があります。当市は県条例により地下水採取規制区域となっているためです。そうなれば県からの受水(霞ヶ浦用水)を増やしていかざるを得ません。当然有料ですのでコストアップとなります。次は施設の老朽化対策です。

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