議員日誌685  医療機器の入札 -①  H30 2.14

 以前にも報告しましたが、西部メディカルセンター(新中核病院)の開設にあたって医療機器を購入しなければなりません。高額ですので21点の機器は一般競争入札が行われます。例えば、透析用監視装置一式、これは予定価格が30,000,000円(定価は66,000,000円)、落札価格は25,900,000円、落札率86%。また、生体情報モニタ一式では、予定価格が92,000,000円(定価187,000,000円)、落札価格は18,200,000円、落札率19%。このように、医療機器では定価の半値以下が予定価格とされることがありまして、さらに落札価格が相当下回ることも珍しくありません。

 一方で、内視鏡関連一式の入札では、予定価格46,000,000円(定価62,000,000円)、落札価格が45,795,000円、落札率99%でした。これは一体何なんでしょうか。議員にとって、これは判断に困ります。一般に医療機器は、定価はあってないようなもの、価格は交渉次第で相当にダウンするといわれています。審議中の説明で分かったことは、定価とは、複数の機器取扱(販売)業者に見積もりをとり、その平均値をもって公表したものです。そして予定価格は、そのなかで一番低い価格を採用しています。落札率のばらつきは、予定価格決定が業者主導であることに起因しているのは間違いありません。

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