今定例会前に、旧市役所本庁舎の取り扱いについて市長より説明がありました。本庁舎のスピカ移転が決まった当初では、旧本庁舎の新館部分(北側の増設建物部分)は耐震基準を満たしているので残して使用するというものでしたが、事務の効率性からスピカビルに一体的に移転したほうが良いので取り取り壊したいというものでした。
当時に発表では激論となったでしょう。スピカ移転を合理的とする根拠に、旧庁舎の耐震性の不備、総費用の経済性の利点が強く主張されていたからです。しかし、当初予定の移転見積もりは13億円程度でしたが既に関連工事を含めると30億円を超えています。そこへ耐震基準をクリアしている新館部分も壊すということは当初の合理性はかすんでしまいます。
とはいえ、私は賛成です。ご存知の通り、私は本庁舎のスピカ移転は反対しましたが、移転が決まり実行されました。であれば、少々の追加出費を惜しんで大きな価値を毀損することはおろかです。すべての部署が移転し一体的となって初めてスピカ本庁舎の価値が生きてきます。但し、問題は旧本庁舎跡地の利用法です。続きは次回。