議員日誌698   不在地主   H30 4.18

 都市部に住みながら地方に不動産を所有している人が増えています。投資ではなく、親族の相続によって取得する場合です。本日のテーマは、空き家及び集落内の土地です。

 私の集落内にも20年来の空き家が存在し、朽廃がひどく近所迷惑となっている物件が存在します。自治会が市に相談するのですが埒があきません。所有者が分かっているのですが話が進みません。20年前でしたら何とか買い手があっただろうに、当時の無策を恨みます。

 別の集落に梨畑が放置されています。これはこれで周辺の梨畑や住民に迷惑をかけています。所有者はいわゆる不在地主で、売却の意思を表明しているのですが、買い手が付きません。地元の事情に疎い場合、地元の相場が不当に思えるようです。せっかくまとまりそうになると、おかしなところから「安すぎる」などと批判する声がかかります。

 時が経つにつれ、困るのは周辺住民です。不在地主は何も困りません。これでは法令や行政はあまりにも無力です。何らかの立法措置が必要では?

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