既にご存知の方もいるでしょうが、おとなり結城市の市役所新庁舎が市民文化センターアクロスの隣地に建設されることが決定しています。旧市街地から新市街地へ移転する計画です。優先したことは、全市民対象で考えた場合のアクセスの良さ、防災拠点としての立地、市街地全体で見た場合の機能の集積性、市の顔としての適正を近代性と捉えての決定だろうと思います。歴史的に大反対の意見があった中で、素晴らしい計画決定となりました。
結城市では、この市役所新庁舎計画に先立ち工業団地の増設計画が発表されています。それは、結城第一工業団地の優位性を重視し、隣地に増設計画を進めたのです。平成20年に38ha、昨年に15haの計画です。この場所は、新市街地の南部に位置し、50号線バイパス、4号線バイパスにアクセス良好です。しかも、新市街地から車で5分程度の距離です。 このような計画は、企業誘致の観点から優位性がありますが、市全体の都市構造という視点で見ても優れていると思います。新市街地を中心に経済、産業、政治がダイナミックに展開している構図です。人をひきつけます。現に、結城市の人口減少は収束しています。増加に転じることも夢ではないでしょう。筑西市ではこれとは対照的な計画を進めています。