議員日誌725  施餓鬼会(せがきえ)    H30 8.8

 

   還暦も過ぎますと、何かと仏事に関心がわいてきます。これまで寺の世話人さんが仏事でお布施を集めに来ても「ご苦労様です」と挨拶し、お金を渡すのみでしたが、最近いついつどのような内容の仏事なのか確認するようになりました。そしてなるべく優先順位を上げて参加するように心がけています。

 3日は千妙寺(我が家の菩提寺)において施餓鬼会(せがきえ)が行われました。餓鬼(がき)とは、人間だれしも持っているあさましい心、満たされない財欲、食欲、色欲、名誉欲と考えられます。そしてこの餓鬼から慈悲の心に立ち返るための布施行(ふせぎょう)を施餓鬼会と言います。仏教では餓鬼を取り除くという考えではなく、飢餓に苦しむ心(餓鬼)に施しをすることで自らが救われるという考えです。

 現実には、施餓鬼会の当日、お寺は塔婆(とうば)を準備し法師がお経をあげます( これが布施行 )。そのあとこの塔婆を檀家の世話人が各檀家に配り、各檀家はお盆の時お墓に備える習慣です。

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