オペラ「フィガロの結婚-筑西版」が上演されました。プロの俳優さんと筑西市民が一体となって練り上げた作品です。出演を希望する市民は演技指導料を自腹で支払っても応募するということで感心してしまいます。オペラを低料金で提供する仕組みとしても素晴らしいアイディアです。それでも入場料4000円ということで観客数が心配でしたが、写真の通りほぼ満席です。
内容は喜劇仕立てでしたので2時間という長さでしたが観客を飽きさせることもなく、とても楽しめました。プロの歌声はすばらしくさすがです。「フィガロの結婚」は有名だそうで、少し調べたのですが、フランスの封建時代(18世紀)に制作されています。当時の貴族社会を批判した風刺戯曲です。当時としては上演することが危険だったようです。この背景、貴族文化を少しかじってから改めて観るとさらに面白かっただろうと思います。