議員日誌728  落札率99.9%    H30 8.21

 先日、道の駅の建設工事に関する入札が行われました。事前公表の予定価格20億3909万円に対して落札価格20億3700万円、落札率は99.9%というものでした。契約方式(入札方式)は一般競争、電子方式。入札条件は、2者JV、代表構成員は県内の業者でAランク(その他の条件いくつかあり市内の建設業者には基準を満たせない)、市内業者だけのJVは排除されている。

 市民の間でも議会でも関心が高い道の駅、否応なく関心が高まります。その建設工事の請負契約に関する議案、議会としては慎重にならざるを得ません。当議案に対し、4人の議員が質問をいたしました。私も登壇しましたが、私の最大の関心事は高落札率ではなく、入札業者の条件でした。

  入札で最も重要なことは、競争性の確保、競争するチャンスを公平に与えることです。そこから適正な価格競争が生まれる原理です。此度は一般・電子入札ということで透明性で評価できますが、競争性で疑問が残ります。市内業者JVを排除した理由を質しましたが、「工事規模、工期を考えると代表構成員は県内大手に絞ることが妥当」という内容の答弁です。市内業者何社から聞き取りを行いましたが、市内業者JVでも工事遂行可能性は充分あると答えています。競争のチャンスを十分に与え、その結果であれば此度のような落札率であっても問題はないのです。

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