前稿で触れた筑西市の売却不動産の埋設物に対する賠償金2000万円問題、透明性が重要です。いつから話し合いがもたれ、買主がどのように主張し、それに対し市がどのように対応したか、つまびらかにしなければなりません。これまでの市の説明では全く不足しています。
まず買主からどのような請求があったのか、一切表に出していません。まるで買主は何ら請求してこないが、善良な筑西市は、買主保護のため、契約書では認めない賠償責任を認め、自ら埋設物撤去費用を計算し、2000万円を提示したような説明です。その後、埋設物はどうなるのでしょう、これも不透明です。 賠償金2000は、市民の税金です。市民が納得する方法で解決すべきです。それには裁判という方法があったはずです。とにかく、まずは契約書に「賠償責任を負わない」をひっくり返すわけで、この判断の正当性を証明すること。埋設物が発見されたにもかかわらず、買主が建設工事を進めた事実は、買主の責任であって、これが、交渉にどのように反映されたのか 。
買主が賠償責任を市に求めて訴訟を起こし、そこで、判断されれば最良の方法です。その方法はまだ残されています。