総合計画を受けて平成21年に都市計画マスタープランが作成されています。これは20年先までの構想です。そこの全体構想・交通体系には環状道路の整備が謳われています。内環状道路、外環状道路の2つの環状道路の記述があります。そして、市街地等の配置方針図には内環状道路の一部になる筑西幹線道と、国道294号バイパス、JR下館駅から南に延びる都市計画道路に囲まれたエリアについて将来市街地検討地区と記されています。県西合同庁舎やJA北つくば南支店を含めた田園エリアです。ここに、このマスタープランの先見性が見て取れます。合併後の新市筑西の今後の発展すべきエリアは正にこの地域です。東西南北の放射状の幹線道路が結びつくエリアです。後期計画には、このエリアの区域区分の見直し、すなわち市街化区域への変更を強く打ち出した整備構想を盛り込むべきと考えますがいかがですか。
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担当部長の答弁
確かに方向性はその通り。しかし、当該地はほとんどが土地改良を行った農地であるので転用等の手続きに相当な期間が必要であること、筑西幹線道路の整備計画、進捗状況を踏まえると、24年度から後期計画には組み入れられない。今後の検討課題である。
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私の考え
確かにこの計画は時間がかかりそうです。ただ、筑西幹線道路の全面供用を待つことは必要ありません。国道50号から筑西幹線道路へのアクセス道路(都市計画道路)の完成も待ちどうしいところですが、これを待っていたら何年先かわかりません。肝心なのは、既にある道路だけでもある程度の開発が見込めるので、南部開発の全体構想を創り、可能な部分から着手するという自治体の意思を示すことだと思います。
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