議員日誌846  一般質問 ② 令和2、3/3

  企業版ふるさと納税が少し話題になっています。別名「地方創生応援税制」とも言われています。自治体にとりまして、大口の寄付になりえる、しかも返礼品が不要、この2点だけでも自治体にとって、財政的に魅力的だろうと思います。政府もこの制度を推進しています。自治体は、この寄付を受けようとする場合、それなりの努力・準備も必要です。地域再生計画を作り、国から認定を受けておくことが必要です。筑西市は只今準備中ということです。

  全国の実例を探しますと、結構あります。夕張市では複合施設建設に「ニトリ」が総額5億円。秋田県では、白神山地の自然体験ツアー事業を計画し、アルビオン、アイビック、オリジナル設計などが約3000万円。岡山県玉野市では、地域産業を支える人材育成施設建設に「三井E&Sホールディング」が総額1億円。 企業にとっても、ふるさと納税は、魅力あるものになっています。税の軽減効果は寄付額の9割まで上げられます。現行6割から次年度9割です。また社会貢献を通して企業PRができる、企業のイメージアップが図れるわけです。また県や市町村とのパートナーシップの構築つまり信頼関係でつながりができる、さらに地元の新規事業に参加することでビジネスチャンスにもなる。

 その時、企業が筑西市を選んでくれる要素、筑西市の魅力はあるでしょうか。返礼品や経済的利益供与が禁止されているなかでは、企業にとって筑西市を選択してくれるようなインセンティブ(誘因)を考えなければなりません。

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