筑西市は、先月新型コロナ感染拡大市に指定されてから二つの大きな対策を取りました。市内公共施設の利用中止と飲食店の営業時間短縮要請です。ここでは公共施設の利用中止について触れてみます。
茨城県では今年1月に県独自の緊急事態宣言が発令され、筑西市は公共施設の利用制限(中止)を行いましたが、図書館については厳重な感染防止対策を講じるにとどめ、利用そのものは中止しませんでした。しかるに此度は図書館も閉館です。この違いに説明がつくのでしょうか。
さらに、そもそも感染拡大市町村指定に公共施設の利用制限(中止)は必要かということです。(緊急事態ということであれば理解もできますが)施設によっては密になることが考えにくいものもあります。筑西市の図書館、美術館などは密とは縁遠い。また屋外運動場(下館運動場、鬼怒緑地、野球場)、宮山ふるさと公園、等々は屋外であり、そもそも感染リスクは低い。地区公民館やイルブリランテ大ホール、ペアーノ大ホールは人数制限で対応可能。あけの元気館については、同様の民間施設は防止対策強化で凌でいます。公共という名のもとに一斉に利用制限(中止)-市民の利便性、福祉、公共サービス低下を強いることに疑問を持ちます。施設管理者、利用者双方に感染対策強化を呼びかけ、市民社会機能を可能な限り維持する努力が行政には求められると思います。