新聞で紹介されていた「リュウゼツラン」、60年に一度しか咲かない珍しいランですが、至近の旭丘にあるということでお邪魔してきました。
育てている渡辺様の話ですと、50年近く前に、直径20センチほどの鉢植えの苗を購入したものだそうです。それが徐々に大きく育ち、今では葉は3メートルほどにも伸びるそうです。幹の部分も葉の部分も通常のランとは桁外れの大きさです。渡辺様は、葉が邪魔になるのでノコギリで切り落としていたそうです。私も葉に触ってみましたが、硬質ゴムのようで、とても葉とは思えない硬さでした。
渡辺さんは、ご自分が生きている間に花を見ることはないだろうと思っていたそうです。それが今年になって初めて花芽が出現し、一晩で1メートルも伸びたそうです。7メートル程で成長が止まり、つぼみが膨らみ、下の方から徐々に開花してきたようです。私が見たときは3分咲きでした。摩訶不思議な花に、しばし見とれていました。