令和2年度の決算を審議して以外に思ったことは、財政指標が向上したということです。年度初めからコロナ感染に対する恐怖心、国の自粛要請、学校の全国一斉休校など社会全体が暗く沈んだ状態ではじまり、感染拡大の第2派、第3派もあり年間を通じて自粛ムードの強い1年でありました。
この間、筑西市はコロナ禍対策事業として総額で19億5千万円投じました。大変大きな金額ですがほとんどが国からの臨時交付金です。市の一般会計からの持ち出し金は1億6千万円、一方で市の積立金は6億円程度増加しています。(財政調整基金は横ばい)
国の感染防止政策で経済的打撃を受けている事業者へは不十分ながら助成金が出ています。しかし、飲食店に対する納入業者(酒、食材等)、旅館業者、交通事業者、観光業者等は支援が足りません。これらの事業者に対し、 積立金増加分相当6億円を財政調整基金から支出して支援してもよかったのではないでしょうか。