令和2年度の実績を、外来患者数、入院患者数、救急車受け入れ件数から報告しますと次の通りです。それぞれの数字のカッコ内は年度計画の数値です。 数字はすべて1日平均です。
外来患者数 324人 (445人) 達成率 73%
入院患者数 125人 (174人) 達成率 72%
救急車受け入れ件数 2066件 (2500件) 達成率 83%
経営面からの数字を報告しますと次の通りです。
総収入 57億7千万円 (53億5千万円)
総支出 58億8千万円 (59億4千万円)
差額 (赤字経営 )▲1億9百万円 (▲5億9千万円)
医業収益 36億1千万円 (42億1千万円)
病院の稼働率では外来、入院、救急とも年度計画に達していません。コロナの影響もあると思料されます。半面、経営面では計画を上回っています。総収入は計画を大きく超えましたがこれもコロナの影響です。上記の通り医業収益が計画より6億円不足ですが国からの補助金が10億円を超える額が入ったことによるものです。
医療体制からの報告では
看護師数 159人 (172人) 達成率 92%
医師数 34人 (34人) 達成率 100%
開院3年目であり、予測もしないコロナ禍に遭遇し総合評価はつけにくいのが実情ですが医療スタッフ(看護師数)の達成度、病床250床に対し計画自体が174床(70%)、医師数の達成度100%ではあるが脳外科の常勤医がいないなど、医業収益向上に向けた努力が不足しているとみられても仕方がない。