コナミスポーツ撤退に関しては、これまで何度かこのコーナーで申し上げてげてきました。コナミは「客数減少」のため、撤退決定までにはプールの改修と賃料の減額を要求していました。これに対し筑西市は何度か減額には応じる一方、プール改修には工事費約2億円ということもありで躊躇したようです。コナミは平成32年の契約更改時にさらなる減額を要求、これに筑西市は応じず、結局、無回答となりコナミは撤退を選びました。筑西市とスピカアセットMの不作為で空きスペースを生んでしまったわけです。(㈱スピカアセットMはテナント募集の責任会社)
筑西市は、スピカビルを市役所本庁舎として利用するにあたり、中心市街地の賑わい、下館駅前の活性化をも担う「複合ビル」であると謳い、5階フロア―は商業スペースであり、その中にあってコナミは賑わいの中核でした。ですからコナミの要求は真摯に受け止める必要があり、撤退という結論は避けるべきだったのです。
しかしながらコナミ撤退が現実となりました。コナミに変わるテナントは探せません。この点に関し㈱スピカアセットMは無力です。結局、市が自ら利用するしかありません。市は、子育て支援をテーマにしたサービスを軸に、市民が集える施設、活用法を提案しています。(議員日誌953のとおり)。しかし、テナント料ゼロとなる上に、3億円以上もの改修費用及び維持費が発生します。2億円の改修費を避けるためにコナミを撤退させたことと、それ以上の改修費用をかけ、賑わい創出のための新たな施設を作ることは矛盾しないのか、大変疑問です。