先日、1003号でお知らせした市議会倫理条例に関して全議員による協議会が開催されました。質問の多くは、「なぜ今、条例改正が必要か」というものでした。議員立候補者の人材確保が第一の理由ということが主に述べられていましたが、我々が満足できる回答ではありませんでした。
現在、筑西市議会は、実質的に14人で、ある団体を形成しています。2会派と3議員で構成されています。一方、明政会(4人)、共産党(3人)公明党(2人)、無会派の1議員、合計10人は所属していません。全議員で24名ですので、団体14人は多数派となり過半数を超えています。こうなりますと、多数派の誘惑が生じます。少数派の意見を聞かずとも議会の意思決定ができてしまうからです。此度の条例改正の動きはまさにその表れでした。
しかしながら、多数派の中から慎重意見が上がりました。意思決定があまりにも拙速ではないか、もっと時間をかけ議論すべきではないかという意見です。協議会では最終的に「継続して検討する」という合意に至りました。自制が働いたという点は評価したいと思います。