恒例の「なんでも相談」―下館商工会議所・専門複合サービス部会主催-が開催されました。スタッフは、行政書士、建築士、司法書士、税理士、キャリアコンサルタント、弁護士等々、多様な人材がそろった相談会です。本日も38組の相談がありました。私は4組の相続問題を担当致しました。
相続問題は内容も様々ですが、此度は離婚した両親の相続に関するものが重なりました。子供が幼少期に夫婦が離婚し、その後一方が再婚して家庭を築き、亡くなったケースです。母親に引き取られた子供たちは、父親が離婚後、どこでどんな生活をしていたか知る由もありません。その父が死亡したことすら知らされず、再婚後の相続人等から相続手続きの連絡を受けて初めて知ることが多いようです。こういう相続はなかなかまとまりません。
昨今、相続に対する国民の関心は高まりました。自らの相続にも関心を持つべきです。離婚、再婚をして二つの家庭に子供がいる場合、遺族に相続手続きで苦労をさせる可能性が高い。遺言書作成は義務と申し上げたい。