本日23日は、しもだて商工祭りが道の駅「グランテラス筑西」で開催されました。4年ぶりということもありまして大変な賑わいでした。ところで、その一角に「マイナンバーカード申請受付」の看板と数人の市職員のブースがありました。行政サイドのマイナンバーカード普及の意気込みでしょう。
マイナンバーカード普及は国の政策であり、「デジタル田園都市国家構想」を実現するための基盤です。確かにデジタル社会の進展において、日本は他の先進諸国に後れを取っています。次の時代も先進国日本であるためにはこの分野の強化は必須です。その第一歩がマイナンバーカードの十分な普及、しかるに現在47%程度、ここに国の焦りがあります。
市民がマイナンバーカードの取得に積極的になるよう、国は補助金を出しています。筑西市もスピカ1階に、専用窓口を設置しています。ここでのウリは、2万円分のポイントがもらえるというもの。案内の文字も、「マイナポイント、申込できます」です。「2万円もらえるからマイナンバーカードを作ろう」です。これでは本旨が伝わりません。国は、マイナンバーカード普及を目指すのは、豊かなデジタル社会実現のためであることをもっと前に出すべきでしょう。具体的に未来を見せるべきです。同時に、いまだにマイナンバーカードへの不信感を持つ人が多いのが現実、この対策も重要でしょう。