議員日誌1047  防災地下神殿  11/13

      先日、水害対策の実例として、首都圏外郭放水路を視察してまいりました。下館商工会議所の部会活動の一環です。この施設は埼玉県の中川・綾瀬川流域の洪水・浸水被害に対するもので、流域の洪水を5つの立坑から地下放水路に流し込み、さらに巨大地下タンクに集め、そして排水機場から江戸川に排水する仕組みです。

 この巨大地下タンクは世界最大級で、長さ177m、幅78m、高さ180m。これを支えるために周囲約15メートル、高さ18メートルの巨大コンクリート柱が59本設置してあります。その姿がパルテノン神殿を想起させることから「防災地下神殿」として広く周知され、インフラツーリズム施設として注目されています。見学者が後を絶たないそうです。

 

それにしても何故このような巨大防災施設が作られたのか、我々筑西市の水害防災に役立つのか、少し考えました。

国交省が整備したもので予算規模がわかりませんが、流域人口約300万人、約100万世帯を対象としたものだからということでしょう。またその名称が「首都圏外郭」を冠したことにも理由があるのでしょう。イメージは首都圏の周辺部の広範囲となりますが、現実の対象は埼玉県の中川綾瀬川流域です。もう少し探索します。

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