筑西市は、単独で新中核病院建設を推進することになったため、筑西市議会として県知事に地域医療再生計画変更要望書を提出に、市議全員で県庁へ赴きました。知事との面会の席にはテレビの報道機関も詰めており、関心の高さがうかがえます。
要望書の骨子は、県西総合病院と筑西市民病院の再編統合というこれまでの枠組みを、市民病院中心の改変という形に変更して頂くこと、医師や看護師等の医療資源の獲得に協力してい頂くこと、平成25年度末という期限を延ばして頂くことです。これに対し知事は、ベット数の確保(300床)がポイントであること、再編統合という枠組みは変えられないこと、高度医療と急性期医療を兼ね備えること、を強調していました。さすれば、県西総合病院のベット数を譲り受けることが筑西市の当然の主張になりますが、県知事はこれに協力することに難色を示していました。
全体的に知事の姿勢は及び腰、筑西市自身の努力に期待するということのようです。我われは心してかからねばなりません。市民病院と再編統合できる民間病院を探す、しかも300床を確保する、まずここからでしょう。並行して桜川市に県西総合病院のベット数の譲渡を要望し続けることです。県の後押しがなくとも、応じる可能性はあります。粘り強さと戦略が必要です。